2016年12月06日

記法の話:wordでの柱の入れ方

検索ワードにあがったので、wordのTIPSシリーズ。
柱を入れるときは、
前後一行あけで、○(まるで変換される記号)のあとに
場所や時間帯などを書けばよろしい。

よく見る縦線みたいなもので囲まなくて良い。
20070329233957.png

(ネットで拾ったもの。これらはプロが印刷するときのフォーマットで、
シナリオライターがここまで成形する必要はない。
逆に、wordの○を拾ってこのように印刷するマクロがあるわけです)

シーンナンバーも不要。決定稿ではじめてシーンナンバーが振られる。
それまではリライトでシーンの増減や入れ替えが頻繁に起こるため。

あとwordは「○ 」と○のあとにスペース入れると、
箇条書きだと自動判別しやがるので、
それをOFFる為にもスペースは入れないのがベター。
posted by おおおかとしひこ at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近のハリウッド映画の予告がいつも同じな気がする

これはおじさん化現象なのか。
「ダークナイト」「インセプション」あたりから、
映像も音楽も進歩していない気がするのだが。

ためしにそれ以前の「スパイダーマン2」の予告を見ていたら、
はるかにドラマティックでオリジナリティーがある気がした。
ハンスジマーは映画音楽を変えたと思うけど、
それ以外が逆に駆逐されてしまったような気すらする。

35ミリフィルムしか撮影機材がなかったから、
カメラ前にバラエティを作ろうとしていた時代と、
撮影機材は豊富になったが、
デジタル仕上げなのでトーンが似通ってしまっている時代と。
僕は前者の方が面白いと思うのだがねえ。

また、脚本理論があまりにも浸透してしまって、
似たような型しか作られていないことも一因かも知れない。
そんなアイデアがあったのか、という驚きを最近味わっていない気もするし。
(「ドント・ブリーズ」(邦題ひどし)は楽しみだなあ)
posted by おおおかとしひこ at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伝達

面白い実験を見た。
直線を500人がトレースする。
500人目にどう原型が伴っていないか、という動画。
伝言ゲームの視覚化ともいえる。

https://www.youtube.com/watch?v=l-uNFaUJo5c

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posted by おおおかとしひこ at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月05日

表と裏

人間には、表と裏がある。
子供にすらある。

これを描かなくて、なんの文学か。

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posted by おおおかとしひこ at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

新しさとは、何かを発見すること

誰にとって新しいか、ということはとりあえず置いておく。

作品は、発見を伴わくてはならない。
それは、「なるほど」という感心を伴うと思う。

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posted by おおおかとしひこ at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ついでにもうひとつ

ものづくりをサービス業にしちゃいけない。
それだけなんじゃないかね。

製作途中の仕様変更が、
ものづくりの癌なんだから。
それまでのキャンセル料とその分納期をずらす習慣は、
日本にはないよね。
posted by おおおかとしひこ at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自浄能力

自浄能力が会社にないと批判した社員が、
会社から戒告を受けたって、
アメリカンジョークだろ?
良くできてるなあ。

これは色んなパターンに応用が効くぞ。
試しに色々作ってみよう。
組織をアホだと批判したら、
アホゆえの処分を受けるというパターンだ。
例 「うちの組織は手続きが煩雑で、スピードが遅い」
→「その戒告をするのに三年かかった」
posted by おおおかとしひこ at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月02日

絵の話

撮影の話を少ししてみよう。

絵作りが撮影だ。
絵作りは何をするのか。
まずは光を読むことからはじめる。

撮影とは光を定着することであり、
その光を作ることが撮影である。

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posted by おおおかとしひこ at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パーツを分解して、組み立てる

是枝氏の発言がずっと気になっていて、
彼の真意は別としても、
そもそもマスコミという出力口が、
パーツを分解して理解した気になっているのでは、
という思いに至った。

パーツを分解して理解した気になるのは、
世の中にある元素を発見して喜んでいるレベルに過ぎない。
我々錬金術師はその後、
元素同士の働きを調べ、組み合わせを選び、
釜のなかで茹で、新しい物質を産み出すのが仕事である。

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posted by おおおかとしひこ at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

そのエンドは魅力的か?

ラストシーンを決める派と、
決めない派がいる。
僕は決める派であるべきと考えている。

向かう先、エンドがそもそも魅力的でないと、
途中を面白くできないからである。

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posted by おおおかとしひこ at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする