あの傑作をここまで糞映画にするとは、
なんたる了見か。
責任者は朝まで説教だ。
私は京大生である。学園祭にて、8ミリ映画をずっと発表していた。
作中の映画サークルは私の在籍していた雪だるまプロがモデルだ。
原作者の森見氏とは、同時代に京大にいたので、
私の映画を彼は目撃していた可能性がある。
他にエネルギーを爆発させるすべを知らぬ、
モテナイ野郎共の祭典を、
この映画は踏みにじった。
何もわかってないやつが映画になんかするんじゃねえ。
僕はかつてこの話を実写映画化しようとして、
資金が集まらなくて頓挫した。
マジックリアリズムは、奇術ではない。
本当のことを言うのが怖いからそれを可愛く誤魔化す手段だということを、
何故理解できないのだ。
10億寄越せ。
実写映画作らせろ。