2017年06月17日

うまい落ちの例:今週の「団地ともお」(ビッグコミックスピリッツ)

落ちってのはこういう風に鋭く決まらなければならない。
今週号をやっと見れたので、
もう売り切れてるかも知れないが、一見の価値あり。
(マンガ喫茶には、一ヶ月ぶんぐらい置いてあるところもある)

ラジオネーム木下友夫の話。
以下ネタバレ。

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posted by おおおかとしひこ at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

推進力を強く持て

話を前に進める力は、
どこから来るのだろう。
あなたが「この話を書きたい!」と強く思うことからだろうか。
それは違う。
それはあなたの執筆生活の話であり、
劇中の推進力とは関係がない。
(ここはたまに混同する。
あなたの思いと、ストーリーの強さは、
相関関係がない。多少はあるんだろうが、
ないと思ったほうが、ストーリーを冷静に見れる)

話の推進力とは、主人公の動機の強さに他ならない。

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posted by おおおかとしひこ at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

理論と実戦の間

理論と実戦は違う。
直感では分かるけど、話がややこしくなってくると、
この判断が曇ってくる。

何故ストーリーアナリストの言う通りに直しても、
脚本は面白くならないのか?という問いは、
何故空手の型を習っても組手が強くならないのか?や、
何故ナンパ塾に通ってもモテモテにならないのか?や、
何故経済学者は大儲けしてないのか?
という問いと同じではないだろうか。

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posted by おおおかとしひこ at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記憶ではなく体感覚

お話の設定や構造は、
どういう形で我々の脳内に格納されているのだろうか。
そういうことを研究している人はあまり聞いたことがない。

僕の感覚で言うと、
歴史の年号や人名のような、
一対一対応のテーブルがあるのではなく(宣言記憶)、
手足を動かすような運動の記憶に近い(手続き記憶)
ような気がしている。

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posted by おおおかとしひこ at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする