実写は、漫画やアニメとは違う。
CG以前の映像の常識はそうだった。
実写は、今私たちが住むこの世界で、
歴史や文脈が実在があって、
漫画やアニメは特殊な架空の世界である、
というのが常識だった。
CGがそれを壊した。
着ぐるみやミニチュアによる、「見立て」は崩れ、
映像としてはリアルだ、というところまで来た。
このときに実写と、架空の世界の垣根が、
壊れた気がする。
「日常系アニメ」というのも、逆に現れた。
CGの誕生によって、
実写と漫画やアニメが区別の必要がなくなったのかも知れない。
しかし、だからこそ、
実写と漫画やアニメとは何が違うのか、
という議論がなされず、混同が起こったままである。
つまりは、ハガレンのコスプレ写真に笑うしかないわけだ。
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