2018年09月18日

【追悼】怪優樹木希林

僕が子供の頃からテレビで見ていて、
そのときからずっとおばあちゃん役をしていた気がする。
カックラキンか郷ひろみとのコンビか、
おそらく最初の記憶はそのへんだ。
フジカラーの「それなりに」のイメージも強くて、
愉快なばあちゃんという、青島幸男と似たジャンルに入っていた人だった。

それが一変したのは「下妻物語」だ。
縁側に座ったババアのくせにゴツい眼帯をしていて、
飛んできた蝶を片手で取りむしゃむしゃ食べる。
この仕事をやるということは、
このババア、ただのいいおばあちゃんじゃねえぞ、
と初めて気づいた。
このギャグを理解して演じれるということは、
この人中島哲也の狂気をきちんと理解して、
自分の中で咀嚼している。
相当頭が切れる人だと感じた。

それは、仕事で一回だけご一緒できたときに確信した。
認知症治療薬のCMでだ。
(処方は医者しかできないので、薬名は公表できない。
しかし投資家向けや医者向けに、製薬会社がCMを大々的に打つことがある。
ああ、あのCMのね、とビジネスを円滑に行かせるためである)

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posted by おおおかとしひこ at 15:49| Comment(2) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

執筆途中にこれまでの足跡をまとめる

わりとおススメ。
特に次どうするか迷った時は、
最初からここまで何を書いてきたか、
図を描いてまとめるといい。

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posted by おおおかとしひこ at 13:08| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

面白い設定を活かした面白いストーリー

さらに続き。
じゃあ、面白い設定をフルに生かした、
本当に面白いストーリーはどうやって作ればいいのか?

その設定が壊れる瞬間をドラマにすること。

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posted by おおおかとしひこ at 09:42| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする