2019年01月21日

真のヒーローストーリー(「ミスター・ガラス」評3)

ブレイクシュナイダーは、
「ヒーローストーリーとは、
普段自分の力を発揮できる場に恵まれていない、
と思う者が見るものだ」
という洞察を残している。

今男たちは、戦う場を奪われている。
これは、本当に戦いたいのに、
誤解を受け続けた男たちの物語だ。

以下ネタバレ。

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posted by おおおかとしひこ at 14:46| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世の中には二種類のどんでん返しがある(「ミスター・ガラス)」評2)

シャマランといえばどんでん返し。
彼のどんでん返しはなにが素晴らしいのだろうか。

ネタバレなしで評論してみたい。

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posted by おおおかとしひこ at 01:45| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

傑作(「ミスター・ガラス」評)

見ている途中、どこに落とすのか全く分からなかった。
見ている途中、これはなんの映画か全く読めなかった。

新しいということは、こういうことだ。

この映画は決してこれまでの宣伝文法で語られないだろう。
ヒットもしないだろう。

だが、ナイトシャマランの、才能の頂点を見た。
彼の作品では、
「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」「サイン」
がベスト三作だと考える。
その「アンブレイカブル」を超えてきた。

最高だ。

「レディインザウォーター」
「エアベンダー」「ハプニング」で腐ったシャマランはもういない。
お帰りシャマラン。
あまりに堪能しすぎて、劇場で拍手するのを忘れていた。

詳しい評論はまた書く。
posted by おおおかとしひこ at 00:15| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする