2024年06月03日

凡才たちが一人の天才を潰した

日テレのセクシー田中さん事件の報告書を読んだ。
https://www.ntv.co.jp/info/pressrelease/20240531.html

僕はずっと胸糞が悪く、胃が痛く、終始怒りに満ちていた。
原作者の側に感情移入したからだろう。

報告書を読むまでは、
僕はプロデューサーや脚本家に、
「自分の能力を示したい」「○○の都合で」などの動機があり、
だからアレンジしたのでは、と予想していた。
目的の齟齬(コンフリクト)があって、
それによる揉め事なのではと。
最悪、悪意であり、
もっと最悪のケースは無自覚な悪意であると。

ところが実態はそうではなかった。
芦原妃名子を殺したのは、
読解力のない凡才たちの、無能の小物集団だった。


つまり、何かしたから殺したのではなく、
何もできなかったら殺したのだと、
僕は理解した。

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posted by おおおかとしひこ at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする