今更なのですが、「仮面ライダー響鬼」を初見で見ています。
(今、三鬼そろって共鳴させて、響鬼紅になったあたり)
今書いている話の参考資料なので、いわゆる前半29話で鑑賞は終わるでしょう。
今更なのですが、ネットの感想なぞを拾い読みしたりしています。
ついついプロ根性というか、こうすれば面白かったのに、
というアイデアが浮かんでしまいます。
話の構造からいじるのは大胆すぎるので、ワンアイデアだけ。
彼らの音撃なる必殺技に、曲がある、というアイデア。
太鼓ドンドコランダムうち、ラッパのパプー、ギター掻き鳴らしではなく、
一曲きちんと奏でたとき、音撃が完成、という考え方。
これだと共闘に意味が出る。ドラム、菅、弦のバンドで曲を奏でるのだ。
(ていうか、初共闘でOP曲の演奏セッションやってくれたらアツイのに、
と期待した…がみっつの楽器の乱れうちという騒音だった…)
もしこのあとそうなるなら、すいません。
響鬼単独で闘っていた一話(太鼓は二話か)から思ったことだけど、
なぜドンドコ乱れうちなのだろう、曲にすればカッコイイのに、と。
途中から○○の型、とか出てきたけど、ドンドコ違いでしかなかったし。
例えば、
序で、ドン、ドドン、ドン、ドドン…とベースリズムを打ち、
破で、それにカッと合いの手入れたり、ドドカカ、ドドカカ…と展開、
急でようやく乱れうち、ズダドンドンドンズタズダドン…みたいな。
そういう、「和太鼓の曲」としての楽譜をつくるべきではなかったか。
序のリズムをループトラックにして、破のリズムをそのトラックにのせ、
ミックスした曲でマカモが苦しみだしたら乱れうちを重ねてとどめ、
みたいな感じにすればカッコイイと思うのですが。
太鼓の音がSE(効果音)になっちゃってる。
太鼓をM(音楽)にするべき。
さながらマカモ退治は、鬼のライブ演奏のようにすればよかった。
ハアッという合いの手も、ただ適当に出してるから、
曲としてハアッを入れたら、それだけで必殺技になるのに。
(ドン、ドドン、ハッ、ドン、ドドン、ハッ、みたいな感じ)
音撃の解釈ですね。
単音ではなく、「曲」が清めになる、という考え方。
これならマカモの性質の違いによって、曲違いを沢山つくれる。
○○の型とか言わず、清めの朝、とか山の向こう、みたいな曲名をつけたり。
毎回毎回この曲が必殺技だとしたら、曲覚えて和太鼓はじめたくなるだろうに。
(太鼓の達人的なオモチャと連動できたろうに)
更にイブキ追加で、トランペットと太鼓のセッション曲になる。
更にトドロキ追加でギター追加、曲としての完成度が上がっていく。
OP曲で、エレキギターが追加されたバージョンになったとき、
鳥肌が立ったんですよ。
楽器は単音では意味がない。編成を組んで初めて曲になる、
このOPは、次々に楽器が重なり、次第に完成していく音楽なのだ、
全ての鬼という楽器が揃ったとき、完璧となるのだ、
それはメンバー同士の絆の暗喩なのだ、
と勝手に僕が想像したからです。
更にアスムがホイッスル担当になったから、
横笛を吹く鬼に最終的になる展開だったら…とかまで考えて興奮してました。
曲に参加することがメンバーの証、みたいな感じ。
途中のOPでコーラスが入ったパターンもあったから、
例えばモッチーがコーラス音撃でサポートしたりして。
それでようやく部活伏線が生きる。
メンバーの心がひとつの曲になったとき、
初めて魔を祓える、というテーマ性になるし。
決まった楽譜でなく、ジャズのような戦闘の具合で時折アドリブ入れたりね。
音で闘う、のではなく、曲で闘う、にするというアイデアです。
そういう音楽的素養のある人がいなかったのかなあ。
トラックがないなら、とりあえずOP曲で試せばよかったのに。
広く感想を読んでる訳じゃないので、そういう発想がポピュラーだったらスイマセン。
トドロキの雷電激震はジャカジャカやってるだけなのに、
退治後の一人パフォーマンスのほうが曲になってんだよなあ。
例えば雷電激震があの曲でもいいと思うんだけど。
追記:一応29話まで完走。最後までバンドセッションにはならず…
音撃シーンで、楽器の音に、結局BGMかぶせてましたね。
音撃が、SE扱いだった証拠。
2013年11月22日
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「響鬼」が大きいカテゴリーの中で所属する「平成ライダー」の補完が役割な
「仮面ライダーディケイド」では、その「音撃セッション」が現実になっているのですよ
機会があれば是非観ていただきたい。
但し、良くも悪くも「響鬼」を最終話まで見た上で、観ていただきたい。