2014年02月15日

6・6・3の法則

昨日15秒CMの結構難しい編集をしていたときに、気づいた法則。
やはりというか、序破急の理論は正しい、という話。

リアルタイム時間をもつものの構成とは、
リズムのことであることは、前にも書いた。
意味のあるブロックが、あるリズムで並べられることが、
構成の大きな外枠だ。

序破急とは、そのリズムについての構成論である。
(もともと能の音楽リズムについての理論なのだが、
いつの間にか物語の構成論として知られるようになった)
序とは序曲のことであり、最初の状態、基本メロディのことだ。
これを破で壊す。序と対になるものである。
序でつくった世界観を、破でひっくり返す、あるいは裏側を見せる。
急は結論部だ。風雲急を告げるように、
ペースのはやまる、急激なクライマックスがよい。

では、このそれぞれのブロックは、
どれくらいの時間配分だろうか。
序と破は、対にすべきだから、同程度の時間がよいだろう。
急は、急激なものがよいから、
ダラダラやらずに序破よりは短いだろう。

これを最も簡単な整数比で示せば、
2:2:1となる。


最も短いリアルタイム時間軸を持つドラマ、
15秒CMに当てはめよう。
つまりは、6秒、6秒、3秒が、
序破急のリズムだ、という説を出してみる。

昨日はドキュメントものを繋いでいたのだが、
別シチュエーションで撮った2本とも、
無意識にこのリズムで自分が繋いでいて(誤差は22Fだった)、
思わずびっくりした。
序の6秒でシチュエーションや、周囲にある小ネタを出して、
破の6秒でとある一角で起こった出来事を描いて、
感情移入のポイントとし、
急の3秒で商品とCMのメッセージが伝わるようになっていた。

もしあなたが15秒を構成することがあれば、
参考になるかも知れない。


これは、脚本に応用出来るだろうか。
100分の映画なら、
40:40:20分、
110分の映画なら、
44:44:22分で構成すればよい計算だ。

三幕理論によれば、
120分なら、
30:60:30分で各アクトがあればよいのだが、
100や110についても、1:2:1で構成するかに関しての法則はない。
そして、恐らくだが、数字的比率であるところの、
25:50:25分、27.5:55:27.5分で構成すればよい訳ではなさそうだ。

どんな尺の映画でも、一幕は25〜30分、三幕は20〜30分、
というセオリーは変わらない気がする。

そこで、第一ターニングポイントを過ぎて、
40〜44分あたりで、序から破に文脈が変わる、
という、序破急の2:2:1構成を重ね合わせた方がよい気がした。

僕の経験だと、第一ターニングポイントからミッドポイントまでの間、
約45分あたりに何かのポイントを置いた方がよい気がしている。
(これを理論的に分析したものは、知らない)
その直感を、序破急の構造が裏づけたとも言える。
(このブログをはじめる前に完成していた、十三うどん理論という僕独自の脚本理論があるのだが、
そこでも45分のポイントを重視している。
663の法則の発見は、これを理論づけてくれそうだ)

この663の法則については、しばらく調べてみようと思う。
posted by おおおかとしひこ at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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