2014年04月03日

最初に思いついたものが正解か?

色々な考えをめぐらせ、
最終的に下した判断が、最初に思いついたものだったりすることがある。
最初に思いついたものが全然ダメなこともある。
芝居はテイク1が良かったりする。

人のアイデアは、最初に思いついたものが正解だろうか。


色々な思考を巡らせ、
全ての関連事項を整理し、
頭のなかでそれを煮込む過程を経、
しばらく忘れたときにぽっと出た、
最初のアイデアは、
大抵それが正解だ。

忘れて寝かせる間に、
脳は睡眠時と同じように、記憶を整理する。
大事なところの骨格をつくり、
小さなことをそれにぶら下げるような、
記憶の構造化を行う。
インプットが正しければ正しいほど、
整理された記憶から生まれるアイデアは、
正解である。

適当なインプット、適当な考えから導かれる、
最初のアイデアは、誤りである。


何も知らない人が、
周辺の文脈から導かれるアイデアも、
正解である。
これは、その周囲について、素人なりに、
外から見えているからである。


中途半端に知ってしまったり、
内情を知って温情をかけたり、
内部事情をばれないように工作するのは、
ダメなアイデアを生む。

本当の正解は、ぼんやりととらえたテイク1か、
全て知り尽くした上でぼんやりと全体を正確にとらえてからのテイク1だ。
その多くが一致するのは、
あなたが情報の本質をよくとらえて生きている証拠だ。
殆どの人間は、曖昧で間違って中途半端な情報で生きている。


テイク2でよくなることはない。
テイクを重ねることは、
テイク1と調整後の妥協点を見つけることにある。
妥協点を見つけるから、理性が入る。
理性の判断が入る前のテイク1が素晴らしいのなら、
やはりテイク1がベストであるときが多い。


音楽、芝居、絵画、ことば、笑いなどは、
テイク1がやはりよい。

考え方、構成、パズルなどは、
ああでもないこうでもないと、
色々パターンを考えつくして、
ふとした際に思いついたテイク1が、正解のときが多い。

人間の直感は何を頭のなかで整理しているのだろうか。
アイデアはどこからやってくるか、
それを定式化することは困難だが、
自分の経験を振り返ることは、マーフィーの法則以上の再現性をもたらすだろう。
posted by おおおかとしひこ at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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