2014年04月21日

リライトは、原稿を見ないでする

極端な方法だが、有効なこと。

面白い部分の核を、まず白紙に書く。
そのまわりに、それに関係したことを書く。
大体全部書いたら、
それをどの順で他人に説明すれば、
一番面白いかを考える。



現在の原稿の順番はとりあえずおいといて、
今目の前にある面白いことの、一番わかりやすい順番だ。

実際に、123…と番号をふり、
別紙にリストをつくっていく。
番号の数は10でも25でも50でもいい。
あなたの物語にふさわしい数がある。

この時点で、既に何通りか考えられるかも知れない。
(経験上、迷う箇所は、リライトで揉めるところだ)
それでも現状で一番よいと思われるリストをつくりあげる。
このとき、新たに足したいところや、
削ってもいいかな、と思うところがあればそうする。

出来上がったリストが、新たな構成である。

そのように、原稿をリライトする方針が、立ったのだ。


どんなに複雑でも、映画は「ひとつ」という単位だ。
特に映画は、紙の上ではなく、上映という、
頭の中にしか残らない形式である。
頭の中でひとつのシステムとして機能するように、
形を整える。
その「ひとつ」を理解するのに、
一番いい形をしていることが理想である。


これを何回かやってみるのもオススメだ。
日を変えて、白紙に一からやると、
全く違うことを考えていたりする。
人間の思考の面白い所だ。
その試行錯誤は、何回やっても構わない。
そのうち、パターンが決まってくる。
それが恐らく正解だ。


この方法のコツは、
原稿を一切見ないことだ。
ただ記憶に残る、本質的な要素だけで、
リライトの構成を練る方法である。

この時点で思い出せないのは、
たいした出来の部分ではない。
書き直しても構わない所だ。

頭の中で操作する、重要な要素に絞っていくのがポイントだ。

ストーリーラインや、テーマの本質に関わる新要素が生まれることもある。
主人公を変えるという大胆さも構わない。
リライトは、良くなるなら、何をやってもいい。

原稿を見ながらリライトすると、
必ず未練が残り、正しいリライトが出来なくなる。
見ないで本質的なことだけでリライト案を考えるこの方法は、
自動的に未練を捨ててから始めているのだ。


今、某作品のために調べたことをまとめているのだが、
新たな事実がわかり、再構成を余儀なくされた。
結論はあまり変わらないが、そこに至る道筋の重要度が変わってきた。
となると、最初の前ふりから、世界の設定を変えるほうが分かりやすくなる。
レポート程度に思っていたのだが、
そこはちゃんとリライトしなければ、と思い、
せっかく25000字書いたものを、一から構成をやり直している。
それより作品を書け、と言いたくなるが。
posted by おおおかとしひこ at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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