2014年05月15日

若者は飛び道具にすがりつく

不良のほうがモテる、とかと同じ話。
若いほど、既に確立されたものより、
新しく破壊的なものを好む。
それは、新しい地平を目指す遺伝子の力のようなものだと思う。


若いほうがチャレンジを好む。
若いほうが失敗を恐れない。
若いほうが確実性より可能性を好む。
若いほうが成功も失敗もしたことない。
若いほうが飛び道具で決着をつけたがる。

逆もしかりだ。
年取ったほうがチャレンジを避ける。
年取ったほうが失敗を恐れる。
年取ったほうがリターンより確実性を好む。
年取ったほうが成功も失敗もしている。
年取ったほうが地味で王道の勝利を好む。

モテも、創作も、仕事も、ギャンブルも、人生も、
同じことかも知れない。

人間を描くとき、
自分と同年代しか描けない作家は駄目だ。
若いのから年寄りまで描けるのが理想だ。

いずれにせよ、
映画とは、一本につきひとつの成功を描く。
偶然にせよ必然にせよ、
それが描くに価値があり、共有するのに価値がある、
一種のリアリティーのある、ひとつの成功をだ。


ペプシ桃太郎のテーマは、
自分より強い奴を倒せ、ではなく、
Forever Challengeかも知れない。
チャレンジを描いて、その結果すら描かないのは、
単なる無謀の奨励だ。チャレンジの価値を描いていない。
(チャレンジの内容すらも詳細不明なので、
全てがぼんやりしている)

鬼=赤=コカ・コーラという暗号は明らかだから、
結果を描けない可能性が高い。
知恵をつけて臆病になった現代への風刺をすることもなく、
単なる蛮勇を描いているだけだ。
十中八九死ぬ。万が一勝つ。
その万が一を、偶然の奇跡ではなく必然として描くのが、
物語の役目のはずなのだが。

多分ペプシ桃太郎は、そこまで考えていない。
若いからかねえ。
(スタッフリストを見る限りそうでもないんだが)
posted by おおおかとしひこ at 02:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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