2014年05月31日

好きという感情は、点に起こり線には起こらない

人を好きになったり、
何かのビジュアルを好きになったり、
何かのジャンルを好きになったりする瞬間は、
点である。

一旦好きになれば、それが裏切らない限り、
飽きない限り、好きなものである。
裏切るとか飽きるとかは、変化であり、線である。

つまり、「好き」は状態であり、物語ではない。

「好き」が物語になるとしたら、その変化の過程、
つまり、好きになる瞬間の変化、嫌いになる変化のことだ。

変化を描かず、状態だけを描くのなら、それは物語ではない。
posted by おおおかとしひこ at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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