2014年06月25日

第一稿は、めちゃくちゃに書こう

Wikiの三幕構成の項をみた。
初心者諸君はあんなもの見てはいけない。
集合知の欠点だ。
知っている人の知識の総合にはなるが、
知らない人が最も登れない山になっている。

三幕構成など気にしなくて良い。
第一稿は、ほとばしる情熱のままに書くべきだ。
ただ、脚本そのものではなく、
ペラ一枚のあらすじがいい。(このへんはハイレベルな初心者講座参照)


その1000字から1500字で書かれたストーリーを前に、
三幕に分けてみればいいだけだ。
線を二本引けば三幕構成になるだけだ。

それが1:2:1に近いバランスになっていればそれでいい。

初心者の書く話は、
大抵一幕が長く、
二幕が短い。
それを理想のバランスで脚本に書き下ろしていけば、
大抵三幕構成は完成する。


理論に負けては物語は書けない。
まずは何も見ずに、あなたの妄想だけで最後まで書ききる経験を積むべきだ。
ボールを投げたこともないやつに、
投球フォームを教えるようなものだ。
変なくせをつけてもいいから、
まずはボールをキャッチャーミットまで届かせることに慣れてから、
理論を学ぶのがいいと思う。

自分なりにつけてきた癖は、
誰にもないのなら個性になるし、
良くないなら矯正すればいい。
posted by おおおかとしひこ at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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