登場人物を減らすのは、なかなかに難しい。
ひとつコツを。
紙に書かず、頭の中だけで想像してみることだ。
誰か知らない他人に、全体の構造を説明してみるといい。
誰が誰か、紙に書かないと分からないようになってきたら、
それは登場人物が多いという証拠だ。
頭の短期記憶で処理しきれないということだからだ。
「頭の中でスムーズに処理しきれる量」にすることを、第一目標にしよう。
ちなみに、前項のマホロバの再構成は、頭の中だけでやったものだ。
わかりやすい物語は、頭の中で処理しきれる量感である。
それを、常に忘れないようにしよう。
とくに、テーマとの関連で人物の配置を考えるといいだろう。
書いてるそばから新しい構造を思いつくようなタイプの物語はアウトだ。
テーマとメインプロットの全体構成は、ひとつのものになっていなければならない。
そのあとに、部分へ挑むべきだ。
2014年07月28日
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