自分に制約をかけてみよう。
ワンシーン限定ものだ。
登場人物は何人でもいい。
なにかがはじまって、展開して、オチがつくことを、
きちんとやってみよう。
ワンシーン制限では、シーンが変わることで色々ごまかすことに、
逃げられないことが本質だ。
書き手は、色々と文脈で詰まってきたら、別のシーンについ逃げてしまう。
必然的にシーンが変わることではなく、
「困ったからシーンを変えてしまう逃げ」を、この制限で封じるのだ。
テンションが下がってきた時に、どう元へ戻すか、どうそれ以上テンションを上げるか、
そもそもテンションを下げないようにするには、
ということに向き合ういい機会だ。
アドリブで書いていくのではなく、よほど計画してから執筆しないと、
「もつ」話にならないだろう。
10分以上もたせられ、なおかつきちんとオチで落とす話を書ければ、
それなりに実力がある脚本家であるといえるだろう。
場所はどこでもいい。
広くても狭くてもいい。
トイレの個室、部屋、カフェ、コンビニ、ストリート(複雑な迷路のような町)、
売り場、なにかの店先、商店街、駅、校庭、屋上、会社のフロア、
エレベーター、野球場、体育館、海、月面、宇宙空間、
あるいは抽象的な場所。
いくらでもアイデアは出すことができる。時間帯も天候も時期も時代もいつでもいい。
シチュエーションありきでも、物語ありきでもいい。
大抵面白そうなシチュエーションから、何かを思いつくはずだ。
しかしそこからオチまで持っていくことは、並大抵では出来ない、
という経験を積むべきだ。
オチまでつくる苦しさと、それを乗り越える経験を積むべきである。
2014年08月07日
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