カタルシスをつくるヒント。
ストレスの解消手段がヒントになる。
大声を出すこと。
体を動かすこと。
歌うこと。
ヘトヘトになるまで動くこと。
極限までの緊張と弛緩。
セックス、ダンス、スポーツ。
全てのパズルが組上がり、謎が解けた瞬間。
逆に積み上げたものが、一気に崩壊する瞬間。
(ディザスターのように具体的な建物でもいいし、
人間関係のような抽象的なものでもいい。
容易に想像できるように、どんでん返しは上記ふたつの組み合わせだ)
大雨や台風や大火事。(類例が沢山あるが、「台風クラブ」を挙げておこう)
落ちる、飛び降りる(類例が沢山あるが、「鎌田行進曲」の階段落ちを挙げておこう)
崩壊の逆の、完成。(「三丁目の夕日」の東京タワーなど。出落ちオチも含む)
人の死、または誕生。
世間への発表。(多くの劇場型殺人。映画の例では「ノッティングヒルの恋人」など)
本当の自分をさらすこと。
(上の例はその極端なもの。仮面ものでは、ここが必ずクライマックスになる。
すごくよく出来た例は、「トッツィー」)
号泣、大爆笑、拍手ものの粋(粋の例では、「北北西に進路を取れ」を挙げておこう)
などなどが挙がるだろう。
あなたはどんなカタルシスへ向かって話を収束させているのか、
自覚してみよう。
それをどんな具体表現にするかは、
ストレスの解消法がヒントになるかもしれない。
例えば、プチプチを全部潰すのがクライマックスになる話も、
作ることが出来るかも知れない。
要するに、そこでのストレスの解消のスケールが、
映画のスケールなのだ。
勿論、外面的な絵的なスケールと、
内面的な問題のスケールの、両方を言っているのだが。
プチプチを潰すのは一見小さなスケールしか描けないかも知れないが、
「レインマン」並の大きなスケールのクライマックスのカタルシスに使えば、
物凄く大きなことを表現出来るかも知れない。
全ては表現そのものではなく、
それが何を表現されるために使われているか、
つまりはモチーフとテーマだ。
2014年08月13日
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