難しい問いだけど、答えはシンプルだ。
数をこなすことだ。
セックスはどうしたら上手くなるか?と答えは同じだ。
数をこなすことだ。
相手のリアクションを見て、
良いところ悪いところを反省し、
次回の組み立てを工夫することだ。
その組み立てが、合っていたかどうかを確認することだ。
新たな思いつきがあったら、試してみることだ。
数をこなして成長すれば、上手くなるし、
数をこなしてもたいして変わらなければ、
才能がないとして淘汰されるだけだ。
次々に良くなっていけば、それは上手くなっていることだし、
失敗は失敗だと認め、その原因を分析し、
何故失敗が予測できなかったか、どうしたら成功だったかを反省し、
次に活かしてより良くなれば、それは上手くなっていることだ。
僕は5分を沢山書け、というのを勧めている。
原稿用紙5枚、2000字のショートだ。
それを数をこなすと良い。
セックスでも、部分的な練習や試しをすることがあるだろう。
それと同じで、ショートだと練習や試しが出来る。
セックスは一晩数時間ぐらい(人による)だが、
ショート一本もそれぐらいの時間で(人による)書ける。
だから、一回のセックスぐらいの労力の、
練習や試しが出来るのだ。
セックスの達人になるためには、
どれくらい同じ相手とするべきか、どれくらいワンナイトラブをするべきか、
僕は良く分からない。人による、としか言えないだろう。
しかし伸びる人は、
日々研究や反省や実験を怠らない人であることは、断言できる。
イケメンやデカチン頼みのセックスは一生伸びない。
あぐらを書いている限り、初期状態の才能でおしまいだ。
上手くなるには、最初の才能も重要だが、
その後どれくらい鍛えられたかだ。
5分シナリオは、一回のセックスに相当する。
10分15分は、2、3回のセックスに相当する。
2時間は24回分のセックスに相当する。
そんな感覚で考えよう。
回数をこなすことだ。
慣れて、自由にその場で泳げて、回りが見えていて、なおかつ楽しませる余裕があることだ。
(最初から24回分に挑むのは無謀だ。
だからショートで回数をこなして、慣れるのだ)
若い頃猿みたいにやった回数分、
5分を書けば、あなたはそれなりに上手くなると思う。
それくらいの慣れが、脚本にはいる。
初めて書いたんです、なんてのは童貞切ったセックスみたいに、
なんの価値もない。
はじめて数回目のセックスなんて意味がない。
はじめて数本のシナリオは、大抵詰まらない。
回数をこなそう。
失敗しよう。成功しよう。反省しよう。物真似しよう。
予測しよう。予測が合っていたかどうか検証しよう。
実験しよう。極限まで追求しよう。深く広く。
求道者になれ。
そして、新しいやり方や内容を発明しよう。
その時、ようやく人に自慢出来るものが、出来上がる。
あなたはやりちんになって、
昔のセックスを忘れるぐらいになる必要はないが、
脚本的には、昔のものを忘れるほど、沢山書く必要がある。
2014年09月23日
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