2014年10月22日

一番のアイデアが何か

これがどこにあるかで、話のタイプが変わってくると思う。


冒頭部にある場合。

つかみは上々、人にも伝えやすく、広まりやすい。
が、出落ちで詐欺。


落ちにある場合。

最も感銘を受ける傑作の候補。
しかし、人に伝えにくい。ネタバレになるからだ。
こういうときは、冒頭部か中盤前半にも、
二番目に重用な、人に伝えやすいアイデアが必要。


中盤前半にある場合。

いわゆるお楽しみポイントにアイデアがある場合、
最も人に伝えやすく、広まりやすい。
しかし、前半が面白かったのに後半息切れになる。


中盤後半にある場合。

ここで燃え尽きてクライマックスがネタ切れになりがち。
また、人に伝えにくいから、どうしても隠し持ちになる。
ここワンポイントで勝負することは出来ない。



結局、クライマックスや落ちがマックス素晴らしいアイデアがあり、
冒頭または中盤前半に二番目にいいアイデアがあるものが、
傑作を生むのである。

さて、あなたの物語はどこにオリジナルな、
いいアイデアがある?
理想型になっていないなら、
そこでアイデアを出すように粘ろう。
アイデアが必要なところで平凡だと、
オリジナルではない、つまりよくあるパターン、
と言われる凡作になってしまう。

逆に、オリジナルのいいアイデアが二ヶ所にあれば、
最悪よくあるパターンでもいけないことはない。
posted by おおおかとしひこ at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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