2014年11月22日

マーケティングは世界を豊かにしたか

僕はしていないと考える。
リスクを減らす為に多様性を切り捨て、
リターンを増やす為に画一化をした。
固い博打で鉄板を打つことになり、
予想できることしかしなくなり、
世界から驚きや予想外が消えた。


世界が画一化することは、豊かになることだろうか。

世界なんて難しいことを考えず、
クラスで考えるとよい。
みんな同じ服でみんな同じ考えでみんな同じ反応が、
いいクラスか?
みんなバラバラで、色んなやつがいるほうがいいクラスだ。
みんな同じで都合のいいのは、
引率する先生にとってだけだ。
その価値が素晴らしいという馬鹿にとってだけだ。
価値がバラバラな奴がワイワイやってることが、
世界の真実だ。
それは永久に統一されない。それが人間であり、ロボットでない所以である。

映画や文化や芸術は、その最たるものだと僕は信じている。

アナーキズム?ジプシー?吟遊詩人?どさ回り?
どれでもいい。
それが芸術の真実だ。

マーケティングで映画をつくるやつは、
クラスを洗脳している先生と同じことをしている。

僕が好きだった先生は、
教壇に立たず、生徒と同じ椅子に座って、
面白くてためになる話をする先生だった。

映画に近いのはどっちだ。
posted by おおおかとしひこ at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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