2014年12月01日

何が争点か

焦点という言葉には様々な意味があるが、
二者以上の人達が集まったもめ事では、
明確なものがなければならない。

そういうものを、日本語では争点という。


争点をはっきりとさせよう。

両者は何をもめているのか。
それぞれの望みは何か。
妥協できるレベルはどこか。
なぜその望みを持つのか。

両者は妥協点を探すのか。
落とし所を見つけようとするのか、
それとも妥協するつもりはないのか。
どうしてもそこに拘る理由は何か。

表面上、その争点であることにして、
真の目的が他にあることもある。
全てのカードをオープンにしない争点もある。
争っているうちに、その隠されたものが暴かれる展開もある。


それは、最初の状況から、途中で変わることもある。
最初はそういう状況だったが、
こういうことが分かったら、
こう判断せざるを得ない、ということもある。
それらが展開となることも多い。


何をもめているのか。何が争点か。
展開の途中で、徐々に詳しく、明らかにしていくのも手だ。
最初にインパクトを与えておいて、
次々に新事実が分かっていくのはよくあるパターンだ。


争点を明らかにしよう。
その争点のディテールを足していこう。
その争点が変わるときがターニングポイントだ。

争点が外的問題で、内的問題を同時に抱えるケースは、
普通にあるだろう。
posted by おおおかとしひこ at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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