2014年12月11日

最低限しなければいけないこと

短編だろうが長編だろうが、
どんな話でもいい。
基本的には何を書いてもいい。
バランスが悪かろうが下手くそだろうが、
最後まで書けていて面白ければ問題ない。

以下の最低限をこなせていれば。


冒頭で起きた事件が最後には解決していること:

未解決や未完は論外。
ただし未解決がテーマに直結するなら例外的にOKかも。

事件が起きないのは論外。
事件は早いうちに起こるほうが望ましい。
何にも起きずダラダラやって、後半に事件が起きてそれを解決するのなら、
前半と後半が別の話になってしまう。

お話とは、起きた事件がどう解決するかを描いたものだ。


コンフリクトが人対人になっていること:

事件解決の妨げは何か。
妨げがないのなら、それは一直線の物語すぎて詰まらない。
妨げを物理的ハードルにしても詰まらない。
妨げは必ず人にすること。

話とは、人対人のことである。


起伏があること:

緩急のペースチェンジのことでもあるが、
主人公サイドが優勢であったり劣勢であったりするほうを考えるとよい。
人対人の話だからだ。
必然的に、逆転するポイントを創作しなければならない。


クライマックスがこれからあるな、と分かり、
そのクライマックスがちゃんとあること:

クライマックスが何を争って何を決めるのか、
分からないのは、論外。
クライマックスが盛り上がらないのは、論外。
クライマックス前に、いよいよクライマックスだ、
と見てる側が構えられないのも論外。
クライマックスは、人対人の直接対決が望ましい。
コンフリクトの行方を決めることでもあるからだ。



最低限、この4つが出来ていないと、
5分シナリオすら、話の型になっていないレベル。
posted by おおおかとしひこ at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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