2014年12月24日

僕は桃太郎は映画化しないと思うよ。

あんなストーリーのないものが、
ストーリーが中心となる映画になるわけがない。
なると思っているとしたら、余程脚本やストーリーのことを知らない、
ずぶの素人だけだ。
(映画なるなる詐欺は今後も続くだろう)

広告界のビジュアルの巨匠、
大貫卓也がやった「Flowers」の悲惨な出来を見れば分かるだろうが。
どこにもストーリーの欠片もない、
ペラッペラなファッション映像だったではないか。

最初の二本で3億、という噂を聞いた。
尺は3分。2時間としたら、40倍の120億あれば、
あのビジュアルクオリティのまま最後まで行ける。
予算がそれ以下なら、どこかあれよりクオリティの低い場面が出てくるだろう。
あれよりクオリティを高くしなければならない戦闘シーンをやるとしたら、
その分どこかの場面が、更にクオリティが低くなるだろう。
120億製作費のリクープラインは、3倍の興行成績360億。

Flowersは、たしか製作費に10億以上かけたんだっけ。
10億かけられる映画なんて今殆どない。
120億かけられる映画なんて、言うまでもないよね。

そして120億かけたとしても、
Flowersと同じ、ストーリーがうんこになるのは目に見えている。
それでもビジュアルが良ければ見るって?
映画ファイナルファンタジーのときにも、同じこと言ってなかった?
ビジュアルがスーパーいいのに話が面白くない、
桃太郎CMの元ネタ、ターセムの「落下の王国」を見てごらん。
ビジュアルだけの映画なんて意味がないことに気づくと思うよ。
もっと極端な例を。
「ゼラチンシルバーラブ」って取っておきのくそ映画があるぜ。
お前ら、喉元過ぎて熱さ忘れちまったのかい?
キャシャーンもう一回見るかい?
posted by おおおかとしひこ at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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