2015年01月29日

最初の鍵、最後の鍵

第一ターニングポイント、第二ターニングポイントを見つけるコツ。
センタークエスチョンから考える王道の方法は前記事で紹介した。

別の考え方。

最初の事件解決の鍵と、
最後の事件解決の鍵を、考えるとよい。


本格的な事件解決の入り口として、
最初の鍵を示されることがある。

これまで予兆ばかりや隠されていたものが、
主人公がはじめて尻尾を掴み、
これからそれを追って行く、というようなシーンだ。

そこから二転三転あり、
いよいよ最後の鍵が出てきた(あるいは解けた)が、
第二ターニングポイントになるのである。

つまり、この二つは対になっている。
事件解決の入り口と出口としてだ。

鍵は、キーになるものならなんでもよく、
ビジュアル的なイコンを含むものが分かりやすいだろう。
小さなアイテムの場合もあるし、
人物やシチュエーションもあるかも知れない。


どこが本格的な最初の鍵が確定するところか、
どこが最後の鍵にたどり着いたところか、
それを抽出してみると、
それが第一ターニングポイント、第二ターニングポイントになっている確率が高いと思う。

逆にそうなっていないのなら、
そうしてみることによって、
センタークエスチョンと大ターニングポイントとの関係がスッキリする可能性がある。
posted by おおおかとしひこ at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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