2015年02月24日

技術の見方

目立つところを研究するな。目立たないところに注目しろ。

何故目立たないところに「引っかかることなく」、
目立つところに集中できたのか。そのからくりを見よう。


うまい名台詞を目立たせるための、目立たない台詞を見よう。
どんでん返しを目立たせるための、それまでの地味な展開を見よう。
すごい芝居を目立たせるための、目立たない地味な芝居を見よう。

何故それらは目立たずに、スルッと身体に入ってしまっていたのか?
何故ただ目立つものだけが残るようになっていたのか?
そこに技術が使われているからだ。
引っかからせるのなんて簡単だ。
引っかからずにスルッと入るところに、ほんとうの技術があるのだ。


料理の味と同じだ。
金箔を振るのは技術ではない。
気づいたら口の中でなくなっている、
なんの引っかかりもない美味い出汁のようなものこそが、
ほんとうに鍛錬の必要な、ほんとうの技術だ。

あなたはそれを、何の抵抗もなくスルッと入るようなものを、
作れるようにならなければならない。
上手い伏線とかね。
posted by おおおかとしひこ at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック