2015年02月26日

売れることと面白いことの相関関係

これがどれくらいあると考えるか?だと思うのだ。

僕は、一番売れて、一番人々が見るものは、
一番面白いから、だと信じたい。



現実にはそうじゃない。
人は今売ってる棚から選ぶしかない。
そして棚の中身は、買ってみるまで分からない。

だから、当たりそうなのを選ぶしかない。

「当たりそう」なのは、
今のところ、メジャーっぽさしかない。
「外れたとしても我慢できそう」なのは、
好きな人がやってるとか、好きな要素が入ってるとかだ。

かつては、人々は選球眼を鍛えた。(センスと一般に言われた)
そんなこともうしなくなり、
山ほど流れてくる情報をつまみぐいするしかなくなった。
だから、当たり外れを真剣に考えなくなった。
どういうのが「当たりそう」かを。


「外れても我慢できそう」な人を集める方法は確立された。
萌えとか、イケメンとか、エロとか、人気芸能人とか、受けた要素を真似して、
いれときゃいいんだ。
こればっかになって、
売れてることと、面白いことの相関関係が0に近づきつつある。

僕はテレビ黄金時代、ジャンプ黄金時代に一番多感な年齢だったから、
一番面白いものが、一番売れるべきだと思っている。

今、そうではないだけだ。


このようなときに、脚本家が出来ることは?
一番面白いものを書くこと?
一番売れると思われるものを書くこと?
それぞれの人生で考えることだと思う。
ここでは、一番面白いものを書くことについて、書いていくつもりだ。

最近世の中のことを批評することばかり書いてるのは、
面白さの根本、テーマについて書こうとしているからである。
ということで、次回はテーマについて、ゆっくり書いていくつもり。
posted by おおおかとしひこ at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック