2015年03月07日

視点の変更と感情移入4

大袈裟でなく、今の若いのにろくなのがいないのは、
ウルトラマンのような良作が幼少の頃に溢れていなかったからではないか。
(これ単独ではなく、山ほど似たようなのがあった)

何故なら、
帰ってきたウルトラマンに感情移入したら、
自分の人生でも、怪獣退治をすべきだと思うからだ。
仮に自分の中に孤独を抱えていても、
怪獣退治をすれば、皆から歓迎され、
ネガティブな感情はカタルシスを迎えることを知るからだ。
実はそれこそが、大きく言うと正義を歌っているのだ。

(ダメな歌い方は、感情移入なしで正義は大事と歌うことだ。
僕はKANの「愛は勝つ」を全否定する)

最近のタイアップ主題歌は、
そのようなことを知ることが出来るだろうか。
否だと思う。
実に残念である。
(逆に、テレビの洗脳を脱した、という目線もある。
せっかく出来上がっていた人類の秩序を、
洗脳から逃れることで崩したという話もある。
どちらが正しいかは、日本がこれからどうなるかで分かる)
posted by おおおかとしひこ at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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