原理は分かった。
じゃ線はどうやってつくるの?
そこを知りたいだろう。
簡単だ。
徐々に面白くすればいいのだ。
仮に、十発のパンチを打つとしよう。
マックスいいパンチはどこだ。
ラストである。
一発目がマックスだったら、
出落ちである。あとは全部弱い。
二発目がマックスだったら、
三発目以降は、予測や期待に越えられない。
以下九発目まで同じ。
結局、十発目がマックスであればいい。
クライマックスがラストにあるのは、
そういう理由だ。
(ピロートークとしてのラストシーンが、そのあとに来るけど)
現実的には、一発目を最弱にすることはない。
まあまあ強いパンチを打つべきだろう。
舐められるからだ。
しかし、戦略的にどこで最弱のパンチを打つかは、
考えておくべきかも知れない。
ちなみにうんこ映画実写ガッチャマンは、
一発目が最強パンチで、二発目が最弱パンチだ。
あとはずっと弱いパンチである。
いわゆる構成とは、
要するにこのパンチの編成(順番、強弱)を考えることだ。
五番目の強さのパンチから入るのか、
三番目ぐらいか、八番目ぐらいから入るのか、
途中どこで弱いパンチになるのか、
それを考えることが、全体を考えることなのだ。
また、あなたは、パンチの強弱をコントロール出来なければならない。
なりふり構わず、威力も分からずにパンチを打つのは素人だ。
また、あなたは、パンチが相手に効いているかも分からなくてはならない。
その二つがあって、
初めてパンチの強弱が分かるのだから。
それには、実際にパンチを打ち、相手の反応を見る経験を、
沢山沢山積むことしかない。
想像でパンチを打って、強くなれるはずがない。
単純に、「弱いパンチ順」で僕はいいと思っている。
そうすれば、どんどん面白くなっていくからである。
僕がツカミに積極的でないのは、この理由による。
(技術的には、パンチの強弱だけでなく、
質も変えていくんだけどね)
2015年03月25日
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