2015年04月15日

失敗は死

試しに、そういう話を書いてみよう。
5分もので十分だ。


例えば悪の組織の戦闘員が主役でもいい。
忍の者でもいい。
普通のサラリーマンでもいい。

とにかく、やらなければならないことがあって、
失敗は死だと分かっていることをやらせてみよう。

驚くほど、追い詰められた人間は、
色々足掻くことが分かるだろう。
時々、作者もそのプレッシャーに耐えられなくなるものだ。

例えば漫画「カイジ」は、それの連続だ。
ギリギリまで追い詰められた人たちの、
ギリギリの芸を描き続けている。
ある種の脳内麻薬中毒かも知れない。エンドルフィン?

第一部、エスポワール号の、綱渡りの所は最高だ。
あのシーンがカイジのコンセプトそのものだ。
失敗は死。ギャンブルのギリギリを描く。
そのあがき。奇想天外な解決。
そのすべては、「失敗は死」から生まれていることに気づこう。


失敗は死。
デスゲームの必要はない。
なんでもいい。
そのミッションクリアを描くことを、
習作として試しにやってみよう。

そのままデスゲームものを書き続けてもいいし、
別ジャンルにその感覚を応用してもいい。
posted by おおおかとしひこ at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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