2015年04月15日

同調すること8:同調と序破急の関係

同調のことを考えると、
序破急における序とは、
観客が、世界に同調するために必要な要素を、
提供する時間帯、
と考えることも出来る。


観客が、この世界なら安心して想像の羽を伸ばせる、
と思えるように序をつくるとよい。

あれがああだとしたら、
これはこうなっているのではないか、
ということを補完したり、
これの隣や周囲はこうなっている、
ということを補足したり、
この人は大体こういうときはこういうことをする人なのだ、
と分からせたり(説明したりではない)、
それらを登場人物や世界について、
同調に相応しい、魅力的な世界をつくるのが、序である。
しかも、ただ羅列するのではなく、
事件を追いかけながら、だ。

今のところ僕の序破急によれば、45分までは序だ。
30分に第一ターニングポイントを据え、
一幕全部と二幕15分が、それに相当すると考えている。

破は、それを変化させる。
更に深く同調させたり、世界の変化が楽しめるようにする。
序と対になるような変化があっても良い。
一旦完成した同調=感情移入が、
次々に変化させられる楽しみが、
破の面白さだといってもいい。


急は、それが急激に落ちがつくことだ。
急激といっても、第三幕の30分使えるけど。


同調に相応しい世界を見せること。
それが序の役割だ。
多くのガワによるハッタリをかましたり、
同情や共感を使って同調の足掛けにしたり、
驚きや圧倒や謎や面白さで引っ張ったり、
ありとあらゆる手段で、
いつの間にか同調、感情移入しているものを作ることが、
実は序に課せられた役割なのではないだろうか。

三幕構成理論では、ここまで言っていないので、
この辺は勘でやっていた部分だ。
なんとなく、言葉になってきたような気がする。


同調の話、自分でもちゃんと書けたかどうか分からないが、
とりあえずこれでおしまい。
posted by おおおかとしひこ at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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