この原則を保つ限り、書けなくなることはないのではないか。
今から書くシーンの、一行目を書く前に、
あなたは何を考えるだろうか。
前のシーンとの繋がりや、このシーンで達成するべきことを、
一通り考えられるならば、
あなたは初級者を脱していると言える。
しかし、それだけではまだ中級者どまりだろう。
今から書くシーンの、次のシーンで何が起こるかを、
きちんと想像しよう。
つまり、前のシーン、今のシーン、次のシーンの、
三つを常に想像しよう。
今のシーンがフロンティアだから、
挫折するのである。
フロンティアは、常に次のシーンにしよう。
次のシーンがシーン終わりまで頭の中でありありと想像できたら、
今のシーンを書き始めよう。
今のシーンを書き終えたら、次のシーンの次のシーンをありありと想像しよう。
以下同じだ。
勿論、ペラ一枚にまとめた全体像は、
常に見れるようにしておくべきだ。
実際の執筆では、そんな余裕はないだろうか?
いや、逆に、そのような余裕がないから、
何をしていいか分からなくなり、
途中で止まってしまうのだ。
次のシーンが出来ていれば、
これから書く今のシーンは、そこにバトンを渡しさえ出来れば、
何でもいい、という割りきりが出来る。
次のシーンがないから、何をするのが正解か、
探り探りになって失敗する。
何が正解か、分からないときに、挫折が訪れる。
今から書くシーンの次のシーンは、どんなシーン?
ひとつ先のシーンも出来てないのに、
今のシーンを書きはじめてはいけない。
最初は難しいかも知れないが、
最近開発したオススメの方法だ。
(特にてんぐ探偵は、次の集のことを時々見ている)
2015年05月17日
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