主人公一人ですら、時々目的がハッキリしなくて、
話の焦点がぼやけてしまうことがある。
それなのに、他の人物の目的もハッキリさせなければならない。
常に。
そして主人公と矛盾して。
大きく矛盾するのか、些細な差異なのかは、
話によって異なる。
一方は些細な差異だと思っているのに、
他方はものすごい矛盾だと思っている場合もあるだろう。
別の人格、別の立場なのだから、
同じものを見て、
違うところを見て違うことを感じる。
それを、毎場面毎場面、ちゃんと把握しているかだ。
目的の矛盾は、感情の行き違いだ。
目的の一致は、感情の一致だ。
その流れをちゃんと作れないと、
一方的な話になってしまう。
理想は全員の立場から話を見てみること。
次善は、主人公の次に重要な人物の視点になること。
それを俯瞰してコントロールすること。
たとえ5分の話でも、15秒でも、そうしなければダメだ。
何故なら、おななしとはコンフリクトのことだからだ。
2015年06月09日
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