その後、また統計を取ってみた。
以下の表で、純粋に文字数の比較と、
原稿用紙換算のふたつを比較してみる。
原稿用紙換算は、改行後の文字数全て含むので、純粋文字数より多目に出る。
なお、有効数字2桁で。
手書き:
プロットまで出来ていて、考えながら書くとき:
2500字/h(純粋に文字数)、3300字/h8.3枚/h(原稿用紙換算)
純粋に文字を写すスピード:
4600字/h(純粋に文字数)※俺しか読めない文字のレベル
※10分測定を6倍した参考数字
文字うち:
純粋に文字を写すスピード:
3900字/h(純粋に文字数)、5300字/h、13枚/h(原稿用紙換算)
意外にも手書きの圧勝。
手書きよりうち文字が早いことを仮定していたが、
俺は手書きの字を書くのが速いんじゃねえかな。
文字うちは準一級ぐらいのスピードだしね。
ちなみに、速記文字は19200/hいくらしいです。速記すげえ。
このデータから言えることは、
大体半分は手を動かさず考えてる訳ですな。
(実際の執筆を想像すれば分かるけど、
集中してうんうん唸るわけじゃない。
何か別のことを考えて一旦離れてる時間だよね)
手書きも文字うちも、
一日3hまでしかない、集中タイムを使ったとしての計測。
4h以上集中タイムを使うと、次の日以降に支障あり、
3hまでなら次の日も3hの集中タイム維持可能。
毎日ずっと書けるわけではないから、
調子のいい日は執筆やリライト、
調子のよくない日は文字うちや構想、
という僕のスタイルは、なかなかに合理的ではないかと思う。
文字うちのバイトを雇えれば、
更に時間が使えるだろうね。
(てんぐ探偵は一集あたり、純粋文字数で5万字程度だから、
一ヶ月に13時間分のバイトを雇えばいいわけだ。
時給1000円でも13000円。コストとしては現実的か。
ちなみに文字入力の相場が1文字35銭。
とすると17500円ぐらい。微妙な値段に…)
また、楽な3時間ペースで書くならば、
僕は一日で書けるのは原稿用紙25枚程度になる。
一幕書いたら集中力が途切れる、という経験則、
30分ものなら一日で書く、という経験則は、
この数字から知ることが可能だ。
執筆にいきなり文字うちを使うことは、今後もないと思う。
思考を邪魔されてクオリティが下がる、というのがこれまでの主張だったが、
純粋に手書きの方が速いと分かってしまった。
さて、興味があれば自分の「手の力」を測定してみよう。
実は手の力って、物書きの才能の必須能力みたいなことかもね。
スポーツ選手の基礎データ100メートル走なんぼみたいに、
スペック化出来るかもね。
写すスピードだけは、少なくとも測定出来るぞ。
2015年06月14日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック