まれによくあるのは、
途中で退場してしまう人物がいること。
メインプロットにかまけていると、忘れてしまうことがある。
あれ、あいつどうなった?
が起こる瞬間だ。
サブプロットの途中消失、
とでも呼ぶことにしよう。
意味ありげに、思わせ振りに出てきた人物が、
何もせずに、あるいは、
何かしたけど結末を見せることなく、
どこかへ行ってしまう。
作者としては、ほぼ忘れているというパターンか。
忘れた訳ではないのだが、
メインプロットで精一杯なため、入れる隙がなかったというか。
こういうものは、第一稿ではなく、リライトの時に気づいたりするものだ。
あれ、そういえばあいつどうなったんだっけ、と。
出来るなら、メインプロットと絡んで終わりたいところだ。
何故なら、そのサブキャラに感情移入している人もいるからだ。
「バードマン」のエドワードノートンの若手役者は、
登場やケンカは面白かったし、
娘とやっちゃうところまではとても面白かった。
むしろ主人公よりもエキセントリックで、興味深いキャラクターだった。
しかし最後の舞台で主人公が引き金を引くときは、
ただの傍観者でしかなかった。
舞台でしか勃起しないと言っておきながら、勃起してなかったし。
舞台でしか勃起しないことについての、
何らかの決着が見たかった。
それが彼のなかでの決着になるより、
主人公との絡みで結論が出るのが理想だ。
今リライト中の話では、
悪役が途中でいなくなってしまうので、
逆襲をしてくるシーンを追加しようとしている。
その悪役なしでもメインプロットは解決してしまうのだが、
悪役との2ラウンド目の対決がクライマックスになるように、
再び練っているところだ。
あいつはどうなったのか。
まれによくあるのこの現象。
自作で早めに気づけるといいだろう。
クライマックス前かラスト当たりで、
ワンカットでもいいから触れるといいかも知れない。
出来れば、メインプロットに絡んでくるとより面白くなる。
2015年06月17日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック