2015年06月24日

ストーリー受難の時代か

某原稿に書いたこと。

TVCMの敵は何か?
他社CM?尿意?他の面白番組や映画?ネット?
違う。
「せっかく見たのにガッカリ」ではないだろうか?

最後まで見て、落ちが来たときにつまらなかったら、
目も当てられないのではないか?


そういう意味では、ストーリーものはハイリスクだ。
落ちが決まらないなら失敗だからだ。

非ストーリーものが増えている原因は、
ストーリーものをつくる実力がないことと、
集団でよってたかってストーリーものをダメにすることと、
非ストーリーものの企画書なら落ちとかいらないから、
企画書を見たときに即決しやすいことだと思う。

これは一方的につくる側の問題であり、
受け手側の問題ではない。
実際にはツイッターやラインなどの普及で、
長い文章の読解力や集中力が落ちているかも知れない。

落ちへの嗅覚とか鈍ってるかも知れない。


ストーリー受難の時代かも知れない。

外れが多すぎて、当たりを見たことがなくて、
大当たりのストーリーの良さを知らない人が、
増えつつあるのだとしたら、
とても危険だ。

人類が到達した、物語の面白さを継承出来ないかも知れない。

ストーリー受難の時代かも知れない。

それでも僕は書き続けるけれど。


まじで、俺セレクション見るべき映画100(200?)やるかなあ。
これ一ヶ月ぐらいかかるんだよね。
posted by おおおかとしひこ at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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