2015年06月29日

人間には色々いる

こういう人間を書き分けられたら、一人前。


派手で魅力的だけど、すぐ底が知れてしまう人と、
地味で目立たないけど、深い実力のある人。

前者は分かりやすくてキャラが立っている。
後者は分かりにくいが、よく見ると細かくよい。

前者はすぐ次の場所へ行けるスピード感。
後者はひとつの所でじっくりと掘る。


火と風の星座(獅子座、射手座、牡羊座、双子座、天秤座、水瓶座)と、
地と水の星座(牡牛座、乙女座、山羊座、蟹座、蠍座、魚座)
の対比。

僕は後者の性格なので、そういうものの作り方をするし、
出来上がったものもそういうものになる。
派手さや分かりやすさはなくとも、
どこに出しても完璧なものをつくる。

一方車田先生は射手座だから、
ド派手でキャラ立ちはしてるけど、
辻褄は合わなくてすぐ気が変わるものをつくる。
「風魔の小次郎」は、実はそのバランスが良かったのかもしれないなあ。


前者の人から見たら、後者の人は、
目立たなくてダメな人に見えるか、強力な学者に見える。
後者の人から見たら、前者の人は、
薄っぺらくてダメな人に見えるか、ダイナミックなリーダーに見える。

そのような、人と人の噛み合い、すれ違いを描けたら、
一人前だ。



ちなみに、今年の8月後半に12年周期の木星が乙女座に入る。
今は獅子座の年だから、派手で分かりやすい王者の魅力が受けるけど、
乙女座の年は繊細で技巧派が受け入れやすくなるはずだ。
時流と人の噛み合い、すれ違いも描けたら、
一人前だろう。

その世界での時流がどうなってるかを、
その変化をどう描くか。
それこそ、人々をどう描くかだと思う。
posted by おおおかとしひこ at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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