こういう人間を書き分けられたら、一人前。
派手で魅力的だけど、すぐ底が知れてしまう人と、
地味で目立たないけど、深い実力のある人。
前者は分かりやすくてキャラが立っている。
後者は分かりにくいが、よく見ると細かくよい。
前者はすぐ次の場所へ行けるスピード感。
後者はひとつの所でじっくりと掘る。
火と風の星座(獅子座、射手座、牡羊座、双子座、天秤座、水瓶座)と、
地と水の星座(牡牛座、乙女座、山羊座、蟹座、蠍座、魚座)
の対比。
僕は後者の性格なので、そういうものの作り方をするし、
出来上がったものもそういうものになる。
派手さや分かりやすさはなくとも、
どこに出しても完璧なものをつくる。
一方車田先生は射手座だから、
ド派手でキャラ立ちはしてるけど、
辻褄は合わなくてすぐ気が変わるものをつくる。
「風魔の小次郎」は、実はそのバランスが良かったのかもしれないなあ。
前者の人から見たら、後者の人は、
目立たなくてダメな人に見えるか、強力な学者に見える。
後者の人から見たら、前者の人は、
薄っぺらくてダメな人に見えるか、ダイナミックなリーダーに見える。
そのような、人と人の噛み合い、すれ違いを描けたら、
一人前だ。
ちなみに、今年の8月後半に12年周期の木星が乙女座に入る。
今は獅子座の年だから、派手で分かりやすい王者の魅力が受けるけど、
乙女座の年は繊細で技巧派が受け入れやすくなるはずだ。
時流と人の噛み合い、すれ違いも描けたら、
一人前だろう。
その世界での時流がどうなってるかを、
その変化をどう描くか。
それこそ、人々をどう描くかだと思う。
2015年06月29日
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