2015年06月29日

面白い話を書くなんて簡単だよ

まず面白いことをしろ。
それから面白い発展をさせろ。
次に意外なことが起こる。
それを落とせ。

以上。これが最も簡単な、起承転結という構造だ。


まさか脚本を書こうとする人が、
4コマ漫画も書けないのだろうか?

脚本は4コマ漫画の上位互換だなんておこがましいことは言わない。

これはお話の基本型、起承転結構造について言っている。

別に4コマ丁度におさまらなくてもいい。
起承転結構造になってればそれでいい。

それぐらい書けなくてどうする。
笑いに落ちなくてもいい。
なるほどね、に落ちるだけでいい。

絵のうまい下手は関係ない。
「話として」それが面白いかどうかだ。
台詞のうまい下手もとりあえず置いておこう。
「話として」面白いかどうかだ。


爆笑、ブラックユーモア、シュール。
感動、感心、あついもの。
知的なもの、意外なもの、恐怖もの。

どんな話のジャンルでもいい。
あなたが目指すジャンルでもいいし、他のジャンルを試すのもいい。
100本ぐらい書いてみるといい。

週刊ペースで4コマ描いてる漫画家を想像しよう。
週8本としたら、年416本描く。
週10本としたら、年520本描く。
没も含めたら一体何本描くというのだろう。
勿論全部が起承転結じゃないだろうし、
全部が面白い訳でもない。

プロって凄いなあって?
あなたはその脚本家版を目指すのだろう?
(そうじゃない人も読んでるかもだけど)


100本ぐらい、起承転結を書いてみよ。

同時に、面白い4コマ漫画を集めてみよ。
オススメは「伝染るんです。」(吉田戦車)、
「食べれません」(風間やんわり)、
「傷だらけの天使たち」(喜国雅彦)
あたりか。ちょっと古いな。古いけど基本型を学ぶには十分か。

面白い話がどういうことか分かるだろう。

起承転結の基本型、基本を崩した応用形について、
あなたは沢山の勉強をするだろう。
まず100本4コマ漫画をかけ。
絵の修行はしなくていい。
話の修行をせよ。起承転結の修行をせよ。

三幕構造とか第一ターニングポイントとかは、
その先に学ぶことかもね。
posted by おおおかとしひこ at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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