まず面白いことをしろ。
それから面白い発展をさせろ。
次に意外なことが起こる。
それを落とせ。
以上。これが最も簡単な、起承転結という構造だ。
まさか脚本を書こうとする人が、
4コマ漫画も書けないのだろうか?
脚本は4コマ漫画の上位互換だなんておこがましいことは言わない。
これはお話の基本型、起承転結構造について言っている。
別に4コマ丁度におさまらなくてもいい。
起承転結構造になってればそれでいい。
それぐらい書けなくてどうする。
笑いに落ちなくてもいい。
なるほどね、に落ちるだけでいい。
絵のうまい下手は関係ない。
「話として」それが面白いかどうかだ。
台詞のうまい下手もとりあえず置いておこう。
「話として」面白いかどうかだ。
爆笑、ブラックユーモア、シュール。
感動、感心、あついもの。
知的なもの、意外なもの、恐怖もの。
どんな話のジャンルでもいい。
あなたが目指すジャンルでもいいし、他のジャンルを試すのもいい。
100本ぐらい書いてみるといい。
週刊ペースで4コマ描いてる漫画家を想像しよう。
週8本としたら、年416本描く。
週10本としたら、年520本描く。
没も含めたら一体何本描くというのだろう。
勿論全部が起承転結じゃないだろうし、
全部が面白い訳でもない。
プロって凄いなあって?
あなたはその脚本家版を目指すのだろう?
(そうじゃない人も読んでるかもだけど)
100本ぐらい、起承転結を書いてみよ。
同時に、面白い4コマ漫画を集めてみよ。
オススメは「伝染るんです。」(吉田戦車)、
「食べれません」(風間やんわり)、
「傷だらけの天使たち」(喜国雅彦)
あたりか。ちょっと古いな。古いけど基本型を学ぶには十分か。
面白い話がどういうことか分かるだろう。
起承転結の基本型、基本を崩した応用形について、
あなたは沢山の勉強をするだろう。
まず100本4コマ漫画をかけ。
絵の修行はしなくていい。
話の修行をせよ。起承転結の修行をせよ。
三幕構造とか第一ターニングポイントとかは、
その先に学ぶことかもね。
2015年06月29日
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