2015年07月07日

山はいくつあるか

これを考えることが、
ストーリーをつくる上で、最初にやるべきことではないか?


山とは、緊張や危険を伴い、
覆せない決定に至るポイントだと思う。

ラストに一番大きな山が来るとして、
そこに至るまでにどんな小山、中山を配置するかが、
ストーリーの設計ではないだろうか。

そこでどんなことをするのか、
何故そんなことをするのか、
他に選択肢がなくそれをするのは何故か、
そのようなことをつまびらかにしよう。

出来れば山どうしも、連関で繋がれるべきである。


僕は、最低15分に一回山があるべき、としている。
人間の集中力は15分単位という経験則をもとにしている。
二時間きっかりなら、
大山1、中小あわせた山7、計8は最低必要だろう。



山で何が起こるか。
山で何をするのか。
何故それをするのか。

山を一覧し、それらを一覧できる表をつくることは、
ストーリーを俯瞰するのに有効である。

まずその山の配置、並び替え、入れ替え、増減から、
ストーリーをつくるべきではないか?



昨日、突然全くの新作のアイデアが出た。
今山の配置をしはじめているところで、
まだキャラクターに入りきれていない。
その山をつくることがまず楽しい。
これはいい傾向だ。


ストーリーが書けない人は、
いくつ、どんな山を書こうとしているのか、
一覧できる(プロット未満の)ものを書いてみよう。
ある山が何故起こるのか、説明しよう。
その結果どうなるかも、決めよう。
次の山がその結果からどう起こるのかを決めよう。
同じことをやり、
山を全て繋ごう。

それが構成の、最初の完成だ。
posted by おおおかとしひこ at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック