たとえば一流のアスリートは、
そのスポーツだけが上手いのではない。
スポーツ全般上手い。
イチローは野球だけじゃなく、バスケもサッカーも上手いのだそうだ。
羽生は将棋だけじゃなく、チェスでも日本一らしい。
自分の書いたことのないパターンの話を考えよう。
ギャグを書いたことない人は爆笑コメディを書いてみよう。
笑いとは何か、偏見でない真実を発見するかも知れない。
ミュージカルを書いたことない人は、歌詞レベルからミュージカルを書いてみよう。
歌と台詞の関係について知ることが出来るかも知れない。
少女漫画を書いたことない人は、少女の妄想を書いてみよう。
身勝手で残酷な一面に触れることが出来るかも知れない。
短編ばかりなら長編を、長編ばかりなら短編を書こう。
情報量のコントロールとテンポについて、知見を得られるだろう。
どんでん返し。タイムスリップ。叙述トリック。ループ落ち。
やったことないなら、やってみよう。
なるべく色んな話を書いてみよう。
黒人を書いてみよう。動物を書いてみよう。
勿論5分シナリオでいい。
そうすると、どこで何をしなきゃいけないかという、
アドリブ力と先を見通す力がついて来るように思う。
そうすれば、本業も豊かになる。
考える幅や深さが出来てくる。
僕はてんぐ探偵で、なるべく違う世界、
知らない世界を取り上げるようにしたつもりだ。
それでも何とかなったのは、
作るたびにジャンルが変わるCM世界で色々やって来たことが、
クロストレーニング的だったからかも知れない。
2015年08月03日
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