人の魅力を描くときの基本。
一見こうだが実はこう、
普段こうだがいざとなるとこう、
仕事ではこうだがプライベートではこう、
などのように、
違う側面を垣間見た瞬間、
その人が途端に魅力的に見えてくる。
ベタな例だと、
ヤクザが雨のなか捨てられた子猫を拾うとかか。コントか。
スーツ男子のドキッとする仕草を、
仕事で調べたのだが、
ネクタイを緩めて(仕事から人間に戻る)とか、
普段だめな人がパリッとしたスーツを着るとか、
パソコンを教えて貰うときに偶然顔が近くなる(普段の距離と変わる)とか、
重いものを持ってくれる(スーツでは分からなかった男子っぽさ)とか、
全て、
普段と違うギャップ、がキーだった。
逆に、スーツだとカッコいいと思ってた男子が、
私服がダサいと、ポイントががた落ちになる。
どんなに仕事が出来る人でもである。
つまり、ギャップこそが、人間を描くのである。
今引き受けている仕事が、
あまりにも台本がガチガチで、
とても嫌だ。
それはその会社の表面、客に見せる態度しか描かないからである。
僕はそのマニュアル以外の、
その人個人が見えてくる瞬間、
つまりギャップを描きたいのだが、
許されそうにないみたい。
さて、あなたのキャラクターに、ギャップはあるか?
その人を紹介、説明する。
そしたらその初期設定のまま使ってないか?
そいつに実はこういう面があったとか、
普段はこうなのに実はこう、
なんてのが、
ギャップの魅力になるようにしているか?
してないなら、
それを練習しよう。
2015年08月16日
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