夏休み映画を駆け込みで見ております。
7、8月はてんぐ完結に全力投球だったもので。
いや、見事でした。
T5、完璧なる完結編を堪能しました。
T3?4?そんなのなかった!
T1、2、5で三部作だよ!
以下ネタバレ。
予告も見ずに前情報なしで見たので、
たくさん驚いたこと!
練りに練られた脚本で、
前作品のものをすべて回収していく見事さに唸っており。
特に台詞の短い切れが素晴らしかった。
カイル・リース主人公は誰もが考えることだけど、
オイオイ第一ターニングポイントよりも前にタイムスリップかよ、
というまさかの前倒し展開。
全裸シュワがハーレーの兄ちゃん殴るんじゃなかったっけ、
と違和感を覚えたときに、
まさかのT2シュワ登場にやられた!と唸る。
「お前の来る日だ」と待ち構えていたT1000もナイスアイデア。
そして、バックトゥザフューチャー2のような、
T1の裏筋展開かと思わせての、
サラの変貌、それ以前にシュワを送っていた、
というアイデアに脱帽。
全然違う時系列になっている、というアイデアが素晴らしかった。
ここに至るまでどれほどの試行錯誤をしたのかと、
気の遠くなる思いだ。
俺、半年かけて思いつけるかなあ。
すげえよこれ。
このアイデアが、今回の肝だ。
2017年の、時系列が変わってしまった
サンフランシスコへのジャンプが第一ターニングポイントとは、
こいつは物凄い神展開。
ターミネーターの肌が経年劣化するというアイデアがなにげに凄く、
1984年から2017年まで「待ってる」という切なさが素晴らしい。
カイル・リースとサラ・コナーのラブストーリー軸と思わせておいての、
まさかのジョン・コナー悪役化も素晴らしいアイデア。
なんかタランティーノっぽくて、
これまでのジョンじゃねえよ、と思ってたんだよあの役者。
悪役とは、一本取られたぜ。
また、スカイネットを擬人化したのも素晴らしい。
スカイネットは中心がないことが強味だったのだが、
ネット社会の発達によって、80年代、90年代よりも、
「どこにでも意識がコピペされる」正体の無さを、
上手く擬人化出来たと思う。
正体のないものを擬人化することで、
具体vs具体を描けるのは、実に映画向きである。
(マトリックス3が失敗したのは、
ラスボスのデウスエクスマキナと戦闘せず、
スミスをラスボスにしてしまったところだ)
ダイソンの息子ってのもいいアイデアだ。
編集で切ったので繋がりが悪いのだろう、
どうやってダイソン息子とジョン・コナーが繋がりがあったのかを、
知りたかったところ。
ここが唯一の欠点かな。
(誰がガーディアンシュワを、
サラの幼少期に送ったのかは、結局明かされなかったのも、
不満が残るけどT6、7の三部作を作るのなら我慢するぜ!
スカイネットは結局生きてたし、ジャッジメントデイが起こらなかっただけで、
ターミネーターが未来に誕生することは変わらなかった、 というのも上手)
色々、色々、辻褄があい、
なおかつアクションでも楽しませて貰った。
そしてターミネーターで最も大事なのはラストシーンだ。
僕は1の、
「Storm is coming」「I know」が大好きで、
T3の「Who is the leader?」「I am」も大好きなのだが、
今回の「The future is not set」も最高だと思った。
中学生英語でここまで深いことを言う、 天才的台詞だと思う。
ターミネーターシリーズがやって来たこと、
つまり前向きで居続けることの、
高らかな宣言ではないか。
こればっかりは、英語の強さに日本語は負ける。
これを聞いてダダンダンダダン!と来たとき、
僕はスタンディングオベーションをしてしまいました。
不満はちょこちょこある。
あるけど、そんなもん関係ねえ。
T1が作った、タイムパラドクスの面白さ、
不気味に追っかけてくるサイボーグという面白さ、
それがT2で味方になるという逆転のアイデアからの、
父親がわりになる神展開、
からのT3の(ラストシーン以外の)糞っぷり、
T4のもはや何も記憶にない糞っぷり、
からの正統なる、完璧なアイデアの続編。
胸がすく思いである。
続編はかくあるべしという教科書クラスの仕事だった。
スパイダーマン3や、キックアス2や、ロッキー5、
V2やプライミーバルなどに、
タイムスリップして見せてやりたい脚本だ。
これでT6、7がぐだっても思い残すことはない。
これクラスの続編を、風魔2は目指すべきだ。
あと、相変わらず邦題ひどい。
俺なら「ターミネーター5:完結編」とつける。
2015年09月07日
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