2015年09月09日

ブロックの終わりだけを取り出してみよう

ひとつのチェック法だ。
最初の第一稿を書いているときも、
リライトの時にも使えるやり方である。


何ブロックに分かれているかは話によるので、
一概に3とか7とか言えないが、
とにかく自分が思う、全体の話のブロック分けをしてみてから、
最後の一行(または2、3行)だけを取り出して、
並べてみる方法論である。

よい進行ならば、
必ず、ストーリーの進行を表す、
または匂わせるようなブロック終わりになっている。
それだけを見ても、
ストーリーの進行度合いがわかるはずだ。

良くない進行ならば、
ストーリーの進行度合いが停滞していたり、
段階的にテンポよくなっていないはずである。

仮に、12345と五段階に進む話だとすれば、
5ブロックの終わりは、
必ず、
1から2への橋渡し、
2から3への橋渡し、
3から4への橋渡し、
4から5への橋渡しで終わっているはずだ。

橋渡しになっていないブロックには、欠陥があると思ったほうがいい。


各ブロックが、全尺の五等分のページ数であるとは限らない。
また、各ブロックの終わりが、
五段階の五等分終わりとも限らない。


等分で進む進行をイメージしよう。
それに比べ、ブロックのページ数がどんどん短くなっていくのなら、
物事は加速的に進展する話であるということだ。
つまり、怒濤の展開である。
逆に、ブロックのページ数がどんどん増えていけば、
進展はゆっくりになる。
たるくなってくる、
あるいは、進行よりも、深い描写重視になっていく話かも知れない。
(特にクライマックスは、進行よりも大立ち回りとかの、
描写を楽しむパートでもあるし)

あるいは、仮にブロックのページ数が等分だとする。
各ブロックが12345と進まず、
0.2、0.5、1.5、3、5と進めば、加速的な展開であり、
1、3、4、4.5、5と進めば、怒濤の序盤からの、
じっくりした展開の話だということだ。

ページ数と、全体の進行度合いのどこまで進展させるか、
という計画で、テンポは決まるのである。


その全体の進行度合いを見るために、
ブロックのラストの一行を並べてみるのである。

ああ、ここではここまで進展するのだな、
ということが可視化できるのだ。


さて、これを見ながら、
あなたは全体のテンポをコントロール出来る。
どこかのページ数を減らしたり、もっと先まで進めることで、
進行のテンポを上げられる。
ページ数を増やしたり、もっと手前でブロックを終わらせることで、
進行のテンポを落とせる。

あなたが、等分で進む感覚を保っていられることが前提だが、
それに比べて、
どこでテンポを上げて、どこでテンポを落としてじっくりいくかを、
あなたは指揮者のように見ることが可能だ。


遅いな、と思ったらテンポを上げてサクサク進め、
速いな、と思ったらテンポを下げてじっくり行けばいい。


勿論、ブロックのラストの一行と、
ブロックのページ数(分数)はペアである。

ブロックのラストの一行、及びページ数の表をつくろう。
それは台詞だろうか、ト書きだろうか。
どちらでもいい。
総ブロック分の行のリストが出来る。

それはいいテンポか?
悪いテンポなら、そこを書き直していこう。
posted by おおおかとしひこ at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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