2015年09月25日

ぶっ倒れるまで書く経験

精神論かなあ。たぶん違う。

ぶっ倒れるまでただ考えたり、書いたりした経験はどれぐらいあるか?
締め切り前の徹夜とかではなく、
締め切りがないにも関わらず、
とことん考えるだけ考えて、
白紙の前で気絶していたとか、そういう経験だ。


それは筋トレみたいなもので、
集中力が鍛えられる。

あるいは、あることについてどれくらい広げられるかとか、
どれくらい深く考えられるか、
を鍛える。

ここまでの広さで以前考えられていたなら、
今回はもっと広げて考えるか、
と向上心があるのなら、
必ずそうするからだ。

考えて考えて頭が痛くなって、
低血糖になることは、
我々の仕事では日常だ。
砂糖を取らずに糖分を取るやり方も覚えなくてはならない。


あることについて、
集中して深く広く考えるのには、
限界がある。
しかし、巣潜りみたいに、
徐々に鍛えられて、
同じ時間でも、より深く潜れるようになるものである。

それは、普段からそうしていないと難しい。

僕らの主な仕事場は、
机でもカフェでも原稿用紙でもない。
頭の中である。


ぶっ倒れるまで考えよう。
頭禿げそうになろう。禿げるのは名誉だ。
それは、常に限界まで頭を使っている証拠だ。

構成のし直しとか、
セリフ全部書き直しとか、
頭を物凄い使うことは沢山ある。
そういうときはマジで眠くなる。
ということでお休みなさい。
posted by おおおかとしひこ at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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