2015年10月05日

書けない人用のトレーニング:冒頭を飛ばす

書けない人用の強制トレーニング。


登場シーンを書かずに、
その次から書き始めよう。

トップシーンとかオープニングは書かなくていい。
主人公の初期設定も登場シーンも飛ばしていい。

その次から書き始めよう。
つまり、設定は飛ばして、展開から書き始める、
というトレーニングだ。


そうすると、きっとあなたは困るはずだ。
何を書けばいいのだろう?と。


このことで分かることは、あなたは冒頭シーンとか、
登場シーンしか書けないという非情なる事実である。

果たして登場シーンの次はどんなシーンなのか?
登場シーンのあとに来る、本筋とはなんのことか?
それをあなたが分かっていない、
体得していない可能性がある。

名作の、主人公登場シーンの次のシーンはなんだろう。
登場ブロックの次のブロックはどういうシーンだろう。
そこだけに絞って10本見てみよう。

そうすれば、あなたのストーリーの第二シーン、
第二ブロックの、あるべき姿のヒントになると思う。
(あまり上手じゃない脚本ほど、
主人公でない人物にフォーカスを当てがち。
上手な脚本は、主人公にフォーカスしたまま、
第二シーン、ブロックを続ける力がある)


多くの初心者は、
冒頭、オープニング、登場を書いたら力尽きてしまう。
力尽きる前に、本当は何を書けばいいのかを、
知っておくのは悪くない。
登場シーンごときで力を使うべきでないと、分かるだろう。
posted by おおおかとしひこ at 02:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック