これを俯瞰することはとても難しい。
昨日リライトを終えた!と思っていたてんぐ探偵傑作選2は、
これを上手く言えてないことにさっき気づいて、
リリースを断念することにした。
それは、何の話?
どういう意味がある話?
テーマは何?
結論部が貧弱な場合、
冒頭部が貧弱な場合、
変化の途中が貧弱な場合の、
三種類があり得る。
他人からのチャンスボールでなく、
自ら試練を突破して変化するような、
劇的な変化をしているかを、
まずチェックしよう。
そこが面白くないのなら、
そもそもクライマックスが面白くないという、
ダメ作品であるはずだ。
特に、他人にお膳立てされたメアリースーかどうかは、
意外とあなた自身で気づけないかも知れない。
たとえ誰かに止められても、
主人公はそうしたか?
を問うとよい。
クライマックス直前に、
危ないからやめときなよ、と誰かに言わせてみて、
主人公が、いや、これはこうだ、と、
自分の命を賭ける意味を自力で言えるかどうか、
チェックするといいだろう。
(もしその時主人公がいいこと言うのなら、
その場面を用意してあげてもいいくらいだ)
たとえ死ぬかもという状況でも、
主人公は何のためにそれをしようとしているのかは、
大変重要だ。
他人のためと自分のための、二つの理由が同時に存在しているのが理想だ。
変化前と後で、何がどう変わるのかをチェックしよう。
変化前はどういう人間だったか?
変化後はどの点で成長したのか?
そのベクトルを図にしてみよう。
変化前→変化の瞬間→変化後
と図にしてみよう。
それが、納得のいく変化になっているかどうか、
本編を一気読みして確かめよう。
その主人公の成長は、
結局何を意味しているかを、
総括しよう。
他人のことを考えなかった人が、
他人のことを考えるようになったのなら、
それは、「他人を大事にしよう」という意味を示すはずである。
それが、テーマである。
テーマはあなたの言いたいことではない。
主人公の変化が意味するもの、
全体が意味するものだ。
(勿論あなたの言いたいことを、
そのように全体で作ることは可能だ)
で、結局それは何の話?
変化後の主人公で象徴されているだろう。
あなたは結局何を書いたのか?
それを再確認し、
それが強いか弱いかを確認しよう。
弱いなら、それぞれの要素を再びチェックすることだ。
直すのなら、ばんばん直そう。
ということで、
せっかく終わったと思ったのを、一からやり直します…
2015年10月13日
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