2015年10月16日

変化ベース大岡式テンプレ1

これまでの変化の話ベースでのテンプレの、
便利なフォーマットをつくったので活用してくれたまえ。


変化ベース大岡式テンプレ@/メインプロットバージョン
change_base_main_plot.pdf

主人公の内的ストーリー:
変化前の状態、変化後の状態を書く。
その変化の瞬間を書く。

事件と解決のメインストーリー:
事件、その解決形を書く。
解決の瞬間も書く。
この解決をしたのは主人公であり、
かつ、その瞬間が主人公の変化の瞬間と一致すると、
カタルシスが起こる。

なお、それぞれの空欄は、抽象的でなく、
絵で示せる具体的な芝居にすること。
(次の記事でロッキーの例をあげるが、
ロッキーの「変化後」を「誇りを取り戻した」ではなく、
「愛する女の名を叫ぶ、それが俺」と芝居で書いている)


主人公の変化の前後で意味される、このストーリーの意味を書く。
それはそのままテーマに直結するだろう。


さて、それとは全く別に、
お楽しみポイントを書こう。
ロッキーならボクシングシーンだ。

最後にタイトルを書き入れて完成。



変化ベース大岡式テンプレA/三幕構成バージョン
change_base_3_acts.pdf

主人公とメインプロットが形作られたら、
全体の三幕構成を考えに入れよう。
@で書いた要素を書き込もう。

一幕、二幕、三幕が1:2:1のバランスになるのがハリウッド的構成論だ。
これを見ただけで二幕があまりにも長くてなえてくるね。

二幕のことはまだ考えなくていい。
ミッドポイントはこの時点であってもなくてもいい。

変化のきっかけ、第一ターニングポイント、
第二ターニングポイントをまず書き込もう。


これで全体が見えてきたら、サブプロットを書き込んで行く。
サブプロットの形式は、主人公と同程度の大きな変化なら主人公並みに、
そうでない場合はそれなりに考えておくだけでよい。

さて、具体的なのがないと分かりにくいから、
「ロッキー」を例に次の記事で詳しくみていこう。
posted by おおおかとしひこ at 20:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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