第一、第二ターニングポイント。
冒頭。きっかけ。
ミッドポイント。
このあたりが大ターニングポイントというべきか。
これらは周囲のエピソードに比べて、
特別面白くなっていなければならない。
逆に、
たとえば第一ターニングポイント前に、
それより面白いエピソードがあるのなら、
そこが第一ターニングポイントにならないかリライトしてみる、
という手すらある。
(正攻法でやるなら、
第一ターニングポイントがより面白くなるように書き直していく)
結局、面白いエピソードが、
話の記憶に残る。
それがどうでもいい話のところもあるけど、
どうせなら印象的な節目のほうが、
いい映画だと僕は思う。
第一、第二ターニングポイントは、
特に危険の高まるポイントだ。
そこの決定の重要性は、
他の中小ターニングポイントに比べれば桁違いだ。
だからこそ、
他よりもヒリヒリし、
決定に胸を撫で下ろし、
これからの展開に期待したり超不安になったりする、
面白いエピソードであるべきだと思う。
あなたは、
面白さの大小をコントロール出来なければならない。
初心者は、
面白いものを突拍子もなく書いたり、
どんなに考えても書けなかったりと不安定だが、
ベテランなら、
9の面白さと4の面白さを、狙って作り分けられなければならない。
そこまで出来ない中級者は、
ばらつきのあるエピソードを入れ換えたりして、
狙いの所に狙いの面白さを再配置したりすればいい。
ちょっとした面白エピソードは、小ターニングポイント。
物凄く緊迫し、面白く、重大決定がなされて、
今後まるでガラリと変わってしまうのが、大ターニングポイント。
そうであるとき、はじめてメリハリがつくのではないかな。
2015年10月16日
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