東京五輪エンブレムのオリエンが発表されました。
<エンブレム応募要領の概要>
◆キーワード
「スポーツの力」
「日本らしさ・東京らしさ」
「世界平和」
「自己ベスト・一生懸命」
「一体感・インクルージョン」
「革新と未来志向」
「復興・立ち上がる力」
の7つの思いをデザインのきっかけにする。
七つの意味をひとつのマークで示してください、ですって。
バカですね。
表現とは、たったひとつの意味を追求するものです。
たとえば中年男が不倫しているときの、
「愛してる」には複数の意味が同時に込められますが、
7つの意味を同時には言えないでしょう。
7つのシチュエーションを作って全部違う意味の愛してるを、
同時に言うコントならありえます。
つまり、相当特殊です。
一つが7つを同時に意味できないことは分かっているらしく、
「7つの思いをデザインのきっかけにする」なんて、
巧妙に言い逃れをしているのが、
バカの証拠です。
バカ正直に、7つの思いを表現してください、
という方が頭がいいと思います。
出題者は、その問い方でレベルが分かります。
こいつらはバカです。表現の素人です。
有権者としてリコールしたいです。
こんな難易度の高いものにたかが100万というのも意味不明。
&に一億3000万使うのとどう違うのかわかりません。
政治というのは、呉越同舟のことかも知れません。
全員の言うことを聞いてまとめたら、
7つも言いたいことがあったのでしょう。
脚本がいろんな人にぐちゃぐちゃにされていくことと同じです。
表現とは、ひとつのことを言うことに、
莫大な時間と手間をかけることです。
つまり、エンブレムは表現ではなく、
意見調整用の道具ということです。
市民ホールが演劇専門ホールにならず、
多目的ホールという曖昧なものになるのと同じ。
バカだなあ。
利権発生をとやかく言われるなら、
芸術に払う対価として、1億使えば面白かったのに。
そもそも、この7つのコンセプトの、どれも魅力がないのが問題。
バカの正体は、
小学生の標語レベルということです。
五輪で世界を更新するつもりがないんですわ。
バカに底なし。
復興と世界平和、に凝縮して、
東京(日本)、スポーツあたりをサブに考えれば良いのではないでしょうか。
2015年10月17日
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