2015年10月28日

構成がぶれない

表現はぶれてもいい。
あとで直せる。

構成がぶれると、
屋台骨がゆらいで作品は成立しなくなる。


当たり前だけど、執筆中には、
色々な迷いやためらいや五里霧中がある、
だから、表現がぶれるのはしょうがない。

そういうときにこそ、
プロットという設計図がある。

プロット通りに、完成させることを目標にすることだ。

プロットを疑いはじめると、執筆はよれはじめる。
もっといい展開があるのでは、
もっといい落ちがあるのでは、
もっといい伏線があるのでは、と、
プロットを疑いはじめてしまう。

そういうときは、プロットに戻ろう。
そのアイデアをプロットにしなおして、
元の練られたプロットと比較し、
新旧のどちらで行くべきか判断しよう。

経験上、最初に引いた設計図がいい加減なほど、
プロットを疑い出すものだ。
これでいいのか、と自信を失うのである。

これは面白い話のはずだ、
というプロットを練りまくった自信がない限り、
執筆中は迷うはずである。


構成が途中でぶれると、
必ず話はダメになる。
だから構成やプロットには時間をかけるべきだ。

しかし最後まで書いた経験が豊富でないと、
構成やプロットに自信がもてない。

卵が先か鶏が先かという議論と同じだ。
だから経験を豊富にするために、
数を書くこと推奨なのである。


ぐずぐずな構成からは、ぐずぐずな執筆。
端正な構成からは、端正な執筆。

これが経験則である。



自分だけでやってると、比較しようがないから、
他人のプロット、第一稿、最終稿などを見て、
勉強するのはとても良いことだ。

暇があったら、後学の為に、
てんぐ探偵のプロットや第一稿を公開するかも知れないです。
posted by おおおかとしひこ at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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