2015年10月28日

数稽古の意味

あらためるまでもないけれど、
僕は常に沢山の作品を完結させよと言っている。
(その為に5分シナリオ100本を推奨だ)
最後まで書いた本数が、確実に実力に結びつくからだ。

いつか大作を書くからといって、
一ページも書かないうすのろより、
4コママンガを3つ書いたやつのほうが100万倍えらい。

途中まで書いた作品が10本あるやつより、
4コママンガを1つ書いたやつのほうが100万倍えらい。


最後まで完結させた本数、ページ数があなたの実力の目安だ。
エースが撃墜数で呼ばれるのと同じだ。

何度も書くが、原稿用紙で積んだとき、
自分の身長をこえたころ、
プロデビューの実力がついたことになる、という経験則がある。
(CMの世界では段ポール二箱、または一箱没企画)

これは、数を書けない奴を淘汰するためにもある。
数稽古を嫌がる奴は、淘汰されてしかるべきである。
応用力も基礎もない、ちょっと揺らせばすぐに崩れる屋台骨しか、
作ることが出来ないだろう。

それで死ななかった奴だけが、
これからも生き残る実力があると認められる。
生き残れ。
実戦でしか、学ぶ場はない。
反省する場は、完結させたあとにしかない。
反省した数だけ、人は強くなる。
反省せずに言い訳する奴は、弱い。
posted by おおおかとしひこ at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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